Q.中学時代、友人が臭いと言われているのを聞き、それから自分も口臭があるのかなと思うようになりました。

中学に入ると、それぞれ集団の中で、個性が出てきます。 リーダーシップを取るタイプの人や、目立たずおとなしく授業を聞いているタイプの人、誰とでもすぐ仲良くなれる社交性のある人、二人だけで組んで行動をしている人など。

ふと自分が一人でいるときや、一人の感覚を生じているときに、周囲から誰かの悪口が聞こえてくると、次は自分の番?のような目に見えない集団の中にいるからこその対応の仕方に、性格によっては気にしなくてもいい方向に自分を追い詰めていってしまうことがあります。


それが、目に見えない<ニオイ>というもの、しかも自分のくちから出てくるものという概念から、何とかしなければという焦りを生じてしまうと、さらに不安感は増してしまいます。 自分の、<気になる>という感情がどんどん心の中で膨らむので、できることは頑張ってやるのですが、ちゃんと効果が出ているか、治まっているか、聞くこともできないので不安はどんどん高まり悪循環を致します。 どこかでその悪循環を断ち切らないと、口臭恐怖にまで至り、口臭外来だけではなく、心療内科とのリエゾン治療が必要になります。