Q.飲酒後は口臭がきつくなるようですが。

A:アルコール自体がまず強いニオイをもっているのですが、飲酒後は血液中にアルコールや悪臭のアセトアルデヒドが含まれ呼吸のたびに肺でのガス交換時に臭気を発生させます。

皮膚からの発汗や呼吸によっても放出されるので体臭も出ます。 アルコールが分解される際、大量の水を必要とするために一時的に脱水症状となりますし、 肝臓のアルコール分解能力に個人差があるため人によってはより長く臭気を発散させます。

また、アルコールは口腔内粘膜を乾燥させます。

その結果、口腔内乾燥に伴う口臭が起こります。


お酒を飲むとすぐ赤くなってしまう人は、アセトアルデヒド脱水素酵素量が低いので、口腔内乾燥は持続してしまい、悪臭のするアセトアルデヒドが長時間血液に滞留してしまい悪臭になってきます。

肝臓の処理能力やアルコール分解酵素量、アセトアルデヒド脱水素酵素の保有量に個人差があるため、同じようにアルコールを摂取しても口臭発生状況は異なります。